ひまわり交通株式会社
渡辺 恵太
タクシードライバー歴3年
組織の中で働くことにストレスを感じていました。前職は人材紹介会社の営業でしたが、縛りやノルマを抱えながらの新規開拓は自分に向いていないと感じ、以前から興味を持っていたタクシードライバーに絞って転職活動を始めました。
いえいえ、運転するのは実家に帰省した時くらいでほとんどペーパードライバーでした。私の乗務エリアは川崎市内ですが、生まれ育った土地ではないため、まったく道も知りませんでした。それでも、タクシードライバーしかないという思いがあり、他の職業はまったく選択肢になかったですね。
特に苦労と感じたことはなく、二種免許取得の段階から会社のサポートもあり、すべてがとんとん拍子に進みました。研修で川崎の町をしっかり走り込んだので、マップも頭に入り、不安も自然と消えていきました。今は隔日勤務で早朝から深夜帯まで乗務していますが、慣れるまでの一ヶ月は明るい時間帯を走っていました。
やり方次第で売上げがアップする、これに尽きますね。人の動きを分析し、戦略的に走るエリアを変えていく。そうした試行錯誤が売上げに反映されます。まさにゲーム感覚です。経験値がものを言うので、タクシードライバーに成り立ての頃よりも現在の方が面白さは増してます。受け身の仕事と見られがちですが、意欲のある人にとってタクシードライバーは可能性にあふれた仕事だと思います。
お酒が入って高圧的なお客様もいますが、遅かれ早かれ慣れるものです。一日に50組以上のお客様を乗せるので、受け答えも自然と身につき、トラブルは回避できるようになります。その点については、あまり神経質になる必要はないと思います。
会話などのコミュニケーションが負担になるということもありません。実際には何も話さないお客様がほとんどです。たまにお喋り好きな年配の方がいますが、こちらから積極的に話しかけることはしません。
私の場合、途中に長めの休憩を挟みながら早朝から翌日の明け方まで乗務しています。勤務した次の日は丸一日休みです。肉体的にハードと思われがちですが、このサイクルに慣れるともう日勤には戻れません。休日が多いので、毎月のように旅行に出掛けています。先週も沖縄に行きました。
縛られるのが嫌いな人、他人に合わせるのが苦手な人、ガッツがあって成果報酬を楽しめる人、そういったタイプの人にとってタクシードライバーは天職と言えるのではないでしょうか。
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